ー30代男性の方からの質問です。

大手美容外科に転職して、早めに資産形成して早期リタイアという手が、作戦上は一番有利だと思うのですが、どう思いますか?

回答します。

僕はそうは思えません。

僕の知り合いの女医さんで、美容関係で食っていけなくなって最初から後期研修を他科でやりなおしている先生がいます。

都内は競争も激しく、美容の顧客となる若年層が人口ピラミッド的に徐々に薄くなってきており、見込み客が減っているため厳しくなりつつあるそうです。

最近は脱毛を「医療脱毛」と名付けてみたり、あの手この手で美容業界が新しい仕事を作ろうとしている事がわかり、それはつまりそういう事ですね。


高須先生も2016年におっしゃってます。

参入障壁のない美味しいビジネスは、すぐにその旨味が消えてしまうのが資本主義経済の性です。1、2年でもう先のことはわかりません。

僕はファンダメンタルが計算できない銘柄に投資しないタイプなんです。なので美容は考えてもないです。

現状、参入障壁として我々が享受できるのは「医師免許」という壁であり、医師免許という参入障壁に守られている業界で、最低限働きながら、若い頃からキャッシュを得て戦略的に動く、というのはアリだと思います。

例えば、医師としてはドロップアウトする、という方法もあると思います。泥医の酒場(https://droppoi.com/)というサイトが勉強になります。参考までにどうぞ。

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