ー20代男性、医学生の方からの質問です。

働く上での体力と、部活をやることで身につく体力は、同じものなのでしょうか。

私は、働く上での体力があるように見える人というのは、ストレスマネジメントやタイムマネジメントができている人だと思います。

それは部活で身につく持久力のような体力とは別物だと思うんです。

現場で実際に働いておられるラスさんはどう思われますか?

回答します。

おそらく仕事をする上で「体力がある」人というのは、日常生活で活動時間が長い人の事です。

部活の話が出てきましたので、学生時代で例えます。

部活を一生懸命頑張るけど、それ以外は何もしない金持ちの息子、とかだと、日常生活の活動時間はそれほど長くないので結構体力が無い印象です。

逆に部活をしていなくても、奨学金とバイト代だけで大学に通っていて、バイトを3つ掛け持ちしていて1日の睡眠時間は平均4時間みたいな生活をしている人は、働き出してからも体力がある印象です。

部活で鍛えられるのは活動の強度(医学的にはMETSですかね)だと思うので、質問者さんのおっしゃるように完全にイコールではないかもしれません。

ストレスマネジメントやタイムマネジメントが上手な人は、確かに自分の限界値近くまで活動する能力は高いと思いますが、自分の体力限界値がどれくらいあるかは、あまりストレスマネジメントやタイムマネジメントとは関係無いと思います。

しかし実際のところ、部活にバイトに勉強に恋愛に旅行に、海に山に祭りにイベントに…という生活を6年間していた人は、耐えられる活動強度も高く、活動時間も長く、限られた時間であれこれやるため必然的にタイムマネジメントやストレスマネジメントも上手な人が多い印象です。

なので結局、部活をやっている人は体力がある人が多いですね。

まああと、若さですね。

若い人は問答無用で体力があります。歳を重ねると体力は減ってくる。個人の資質やトレーニング、マネジメントのテクニックいかんを全て無視してくるのが、年齢です。

体力が欲しければ、体力があって若いうちに活動強度、活動時間を鍛えておくのが良いと思います。マネジメントテクニックは歳をとってからでも学べますので。

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