先日、ツイッター上でアンケートを行いました。

ずばり、研修医の時間外勤務手当(当直代をのぞく)は支払われているのかどうか、という問題について。


結果、218人の研修医(自己申告)の回答を得ることができました。

 34人=全てつく
 73人=一部つく(事実上制限されている)
111人=全くつかない

という結果になりました。

割合でみてみると下図のようになります。

27

「全くつかない」と答えた人が51%でした。

つまり、過半数の研修医は「時間外労働は全て無給」なんですね。

「全てつく」と回答されたのはたったの16%であり、84%の研修医は多かれ少なかれサービス残業をしていることになります。

おそらく年配の先生、前時代的ないわゆる「白い巨塔」でモチーフとなった、医局というヒエラルキーシステム時代を知っている先生からすれば「支払われる人が約半数もいる」という多さに驚くかもしれません。

しかし、今はインターネット上で多くの人の意見を吸い上げることができて、意識調査が用意になりました。良くも悪くも、全ての組織にインターネットによる監視の目があり、風通しが良くなっています。

こういった「黙殺されてきた理不尽」のようなものは、徐々に明るみに出て議論され、改善され平均値のプラトーに収束されていくことでしょう。