ー20代男性、初期研修医さんからの質問です。

こんにちは。

先日発売されたインベスターZは金(きん)投資について書いてありましたが、Ras先生は金投資はされるんですか?インベスターZを読んで金投資も魅力的に見え、多少は持っておいても良いのかなと思って質問しました。

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ーこんにちは。イエスかノーかで言えば、します。

しかし、インベスターZであったような現物を持つ事はしません。

昔は純金積立とかしていましたが、手数料が高いのと売買しにくいため、SPDRゴールドシェアなどの金ETFに切り替えましたが、今は米国の金の採掘会社を買う事にしています。

ロジャーズが投資していたというバリックゴールド社は一時期持っていましたがもう売り抜け、今はヤマナゴールド社を少し持っています。

というのも、金の上昇に対して金の採掘会社の上昇は数倍大きいからです。また、金の採掘で利益をあげる株式会社の株ですから、レバレッジが効いていて上昇幅が金価格の上昇幅より大きいため。

逆に、下がる時は数倍さがります。とはいえ金価格が上がるとわかっていれば、金のETFなどを買うよりも金の採掘会社の株を買ってしまった方が儲かります。なので、僕は金を買う時は採掘会社を買います。

重要なのは「金」そのものは何も生み出しておらず、基本的にはゼロサムの取引になってしまいますが、株式会社は労働者から吸い上げた利益を株主に分配するため、同じ「金」に投資をするといっても資本主義の性質上は会社に投資しておきたいところです。

金の採掘会社の利益は、金価格市場価格ー労働価格(採掘コスト)で決定されます。 市場価格が下がれば利益は減りますし、採掘コストが高まれば利益は減ります。例えば、発展途上国が発展してしまい安い労働力で金を採掘する事ができなくなれば、いずれは金の採掘会社の利益は現象する事になります。ここを長期的にどう読み解くかは面白い視点です。どうなんでしょうかね、発展途上国が発展して労働単価が上がると金の採掘コストも上がるため、需給バランスが崩れない限り自然と金価格も上昇する、という話もありますが。

金を持つことは、ある意味世界市場へとつながりを持つ第1歩として、市場に興味を持つようになるという意味では良いかもしれません。そこから世界中の取引、最終的には1つ1つの企業に興味が出て来るかもしれません。あくまできっかけとして。

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