金融緩和を初めて数年、マネタリーベースの上昇に対してマネーストックが上がらず、未だインフレはうまく誘導できていません。

信用創造とは?マネタリーベースからマネーストックへの増殖の仕組みについて
http://outer-storage.blog.jp/archives/68645250.html

この状況は、金融緩和でインフレを起こすことができる、今の日本にはそれしかない、そういう意思で行ったであろう決死の政策であるにも関わらず、成功とは言い難い状況であり、僕個人、日本生まれ日本在住の若者としては危機感が高まっています。

今、日本の若者ほど世界でインフレを願っている人はいないのではないでしょうか。

saipan7

インフレのメリットとしては、国の借金が相対的に目減りすることです。そして貨幣の価値が半分になれば、給料は2倍出ます。もちろん、物価も2倍になるはずで、給与所得がある人の生活水準は変わりません。この状況で損をするのは「働いていない貯金で暮らしている人」です。貯金が1000万円あっても、物の値段が2倍になってしまえば、実質今の500万円と同じ価値しかその1000万円にはありません。

困るのは多くは年金暮らしの高齢者、一部としては金などの安全資産にしか投資していない頭の悪い投資家、くらいでしょう。つまりインフレ政策は若者にとって有利で、高齢者にとって不利なわけです。

物価が上がるとものの値段が上がるから輸出企業が死んでしまう、という意見もあります。ですが、もうそんな事言っていられません。

製造業では新興国がハイスピードで追い上げてきており、抜かれるのはもはや時間の問題で、日本は世界の工場から脱せねばなりません。中国の小米(Xiaomiーシャオミ)などは、中国のアップルと呼ばれる企業で高い品質を誇っています。僕個人、シャオミのスマートバンドを買いましたが、ソニーはこれの5倍の値段でさらにロークオリティの品しか作れておらず、「ああ、終わったな」と思った瞬間でした。


もう、インフレが起こったら死んでしまうような製造輸出企業を捨てて、高付加価値の企業を作り出さねばならないわけです。

ましてや既に大きな製造業、例えばトヨタ自動車などは世界各国に工場があり為替の影響を受けにくい仕組みになっています。

ここでインフレが起こらなければ日本の若者の未来は悲惨の一途です。金融緩和政策が成功する事を、切に願っています。