20代、研修医の方から質問いただきました。

RAS先生は、研修医と投資家の二足の草鞋を履かれておられるそうですが、株のことが気になって、本業の医業に支障が出る事はないのでしょうか?私は株について全く素人なんですが、仮に、本業が大変忙しい時期に、持ち株の値が乱高下した際などの対策はどうなさっていますでしょうか?

回答します。

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日常に支障が出る事はまずありません。

僕はデイトレーダーではなく、長期投資家です。ファンダメンタルで銘柄を選びテクニカルで買うだけの人で、売買は滅多にしません。世の中の大きな流れを読んで、証券会社にいくつか指示を出して、あとは寝てるだけです。毎日株価をチェックするわけではないですし。

持ち株が乱高下する事はほとんど無いです。乱高下するような、デイトレーダー好きな銘柄は基本触りません。

対策をしているか、という質問ですが逆指値を仕掛けてあります。例えば350円で買って、目標株価が700円だったとします。今が底だと思って買うわけですが、そうでないかもしれません。なので「320円を下回ったら成行で全額売却せよ」という指示をオーダーしておきます。これを逆指値といい、まだ下がる時に損失拡大を防ぐための手法です。

それと同時に、310円で1000株、300円で2000株、290円で5000株、という指値をピラミッド式に入れておきます。そうすると、自動で底値で買えている事が多いです。逆に、上昇すれば目標株価まで放置です。

こんな感じでシステムに売買は任せてあり、株の画面とにらめっこしている事はまず無いです。投資の勉強に時間を費やす事はありますけれどね。

どんどん貯蓄が増えそれを投資に回し、年+20%あたりで運用できていれば、むしろ経済的安定性から仕事に集中しやすい環境だと思います。お金の心配は一切しなくて良いので、無理して当直に多く入るとか、健康を害するまで働く事がなくなると思いますので。


という事です。

若い時から潤沢なマネーがあり、給料のプラトーに達するのが早い医師という職業こそ、投資にもってこいの職業だと思います。何より、市場という世界の思惑がうごめく世界で自分の頭で考えて戦うのは、ゲームとして非常に面白いですよ。


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