こういう時、ありますよね。

確かに背景に合っているのだけど、残念な事に人が暗すぎて写真になっていない場合。

例えばこういう写真です。

law-0271

残念です。背景は綺麗にボケているのに。光量が多すぎて白飛びしている上に、メインの被写体である女性が暗くて見えません。

ここで使えるのがPhoto shop Lightroomです。

こいつで先ほどのRAWデータを編集してみましょう。

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このような編集を施しました。

被写体が明るくなるように影レベルはかなり明るくして、白飛びしないよう白のレベルとハイライトを下げ、被写体に光が当たるよう露光量を増やしました。露光だけ上げても被写体は明るくなりますが、背景がより一層白飛びするのでうまく調節する必要があります。

被写体に注目が行くよう、外枠をカリッとさせるべく少しコントラストと明瞭度を上げます。

すると、こうなります。

the new-0271

いかがでしょうか。

夜景で人が暗い場合、基本的な考え方としては被写体だけを明るくする必要があります。そして、背景が大抵明るすぎる事が多いです。

その場合、黒、影を明るく、白、ハイライトを下げ、その上で露光量を調節し、明瞭度で好みのエッジに調節するとうまくいきます。

このように、一眼レフの大きめのセンサーで撮影したRAWデータは必ず綺麗な写真になります。もちろん、ピンボケなどはどうしようもありません。ですが、光量の調節やコントラストなどは後から良いように調節できる時代になりました。逆に、1枚の写真を好みに何回も編集するという事ができるようになりました。

せっかく一眼レフを買ったのであれば、きちんとRAWで撮影して編集して、良い写真に仕上げたいですね。