カンボジアと言えばアンコールワット、その他寺院郡、というイメージです。今回は「勢いでカンボジア行きを決めたは良いものの、アンコールワット以外にどこに行くか決まっていない」という人向けに、アンコールワット以外でオススメな観光地、観光ルートをご紹介します。

キリングフィールド
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ポルポト政権時、大量虐殺が行われた場所らしいです。名前はそのまま。画像にうつっているのは本物の人骨。近くに寺もあります。カンボジアはアンコールワットやアンコールトムなどからも言えるように、イスラム教と仏教が入り交じった複雑な宗教体系を構築しており、日本やタイで感じる仏教とはやや異ります(と僕は感じました)。なので寺や参拝人を注意深く観察すると得られるものがあります。
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また、次の戦争博物館と地理的に近いので、寄るだけ寄ってみても時間的ロスにならないですよ。



戦争博物館
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個人的にコレが最もオススメ。少し暗い話なので、楽しい旅行にするにはマイナスですが、インパクトはかなり大きいです。
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実際に使われていた戦争道具を並べただけの場所。銃や戦車はもちろん、地雷なども多くあります。
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イメージが浮かんでしまいます。
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対空砲らしきもの。戦車の数に驚かされます。
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ヘリ。あまり「古い遺産」という感じは、しません。IMG_1137
ヘリ内部。これを間近に見て、何も感じない人はいないでしょう。
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動かそうと思えば動かせそう。
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地雷。下の細い金属線を足でひっかけると地雷のピンが抜けて爆発する仕組み。地雷と言えば「そこを踏む」事で爆発する、という爆発条件だと思っていましたが、こうする事で広範囲に高確率に地雷で攻撃できる事になります。
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大砲の落下地点らしい。その時できた穴をそのまま保存してある。おそらく整備されていますが、大きさはこれくらい、という事を伝えたいのだと思われます。なんというか、下手に広島の原爆博物館とかよりも実際に使われていた物を見せられると、やはり明確なイメージが伝わってきますね。人生で最も戦争を意識した時間でした。



トンレサップ湖
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デカい湖です。この湖には、1つの街が”浮かんで”います。
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人が住んでいます。主に漁をして生計をたてているようです。
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結構広い。ちなみに病院、学校、教会なども全てそろっていて、完全に1つの街です。
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浅瀬の護岸工事も進行中。観光地向けに開発するんですかね。
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ばっちり浮かんでいます。この家の人寂しそう。カルチャーショックを受けたい方はどうぞ。



アプサラダンスディナーショー
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うって変わって、一気に華やかなディナーショー。
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観光客向けに作られていて、伝統料理を食べる事ができます。ビュッフェ形式。値段も1000円くらいで安い。
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夜はコレで。



とまあこんな所でしょうか。おそらくこれら全てをまわると、移動も含めてちょうど丸1日観光できます。アンコールワットは早朝、朝日がのぼるのと同時に行き、その日まる1日は寺めぐりをするというのが王道ですから、これで丸2日はカンボジア(シェムリアップ)で過ごせます。あとはナイトマーケットで買い物したり、ホテルのプールでのんびり日焼けしたり、街をうろうろ練り歩いていたら時間は過ぎて行き、大体3日くらい過ぎてしまうと思います。という事で2・3日あれば十分かな、という感じでした。
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最後に。カンボジアのガソリンスタンドの図。ペットボトルにガソリンを直入れし、それを手でタンクに突っ込む。